連載【国立北口 探検隊 #4 福田屋】
寒い日が続きますね。
皆さん、寒い夜は何が食べたくなります?ラーメン?
いいえ、あなた方の体にも江戸っ子の血が流れているはずです。
江戸と言うには田舎のこの多摩地域、それでもDNAに刻まれた記憶があるはずです。
そう、寒い夜には「そば」。暖かいかけそばを食べに出かけましょう。
国立駅から北口に歩くこと4分。輝く看板と昔ながらののれん。
福田屋は道路の西側、あらかじめ立川寄りの歩道を歩くと良いでしょう。
小粋にのれんを跳ね上げ、お店に入りましょう。
早速温かいお蕎麦・・・と行きたいところですが、今回はじっくりと行きましょう。
「そば焼酎のお湯割りとお新香、頼めますか?」まずはここから攻めていきましょう。
そば焼酎をそば湯で割る。そばとそばの奇跡のマリアージュです。
その味は・・・どこまでも柔らかい。包み込むような温かさに包まれます。
そしてお新香。カブは少し浅漬け、キュウリはしっかりと深い。
ソフトなそば焼酎に心地よいリズムをもたらします。
おっと、肝心なお蕎麦を頼み忘れてはいけません。
少々時間がかかりますので、最初に合わせて注文しても良いでしょう。
お蕎麦はどれもリーズナブル、好みのものを頼んで大丈夫です。
今回は「月見」を注文。
メインディッシュ、ではなくメインボールの到着です。
こちらのお蕎麦、麺はやや柔らかめ。そして、量が多い。
〆のお蕎麦と言うにはたっぷりなボリューム、メインと考えておいた方が無難です。
焼酎は一旦休憩、お蕎麦を啜りましょう。
汁の味付けも濃くないので、一気に食べても抵抗ありません。
お腹が程よく満たされるはずです。
さて、そろそろ焼酎を再開・・・あれ?お新香がもうない!!
そんな貴方にも、暖かい救いの手が差し伸べられています。
お蕎麦の運ばれてきたお盆をもう一度よく見てください。
そう、冷ややっこ。
けして大きくはありませんが、きちんと薬味ののった冷ややっこがあなたを待っています。
そばの余韻を楽しみつつ、最後はさっぱりと冷ややっこで〆ましょう。
隣のテーブルではビールをゆっくりと傾けるお父さん。お互い、言葉は不要です。
店内には今日一日の疲れをねぎらう、ゆっくりした空気が流れていきます。
福田屋さん、実は「裏メニュー」も豊富との噂ですが、既に紙面一杯、お腹もいっぱいです。
裏メニューのレポートは、また次の機会に。
福田屋
東京都国分寺市光町1-44-22
国立駅北口から徒歩10分
042-575-2256
11:00〜20:00
日曜定休
<書いている人>
自称うぉーりー。
国立うまれの国立育ち、と見せかけた国分寺うまれ。
北口育ちにはありがちな、国立×国分寺のハイブリッド。
国境はめったに飛び越えないが、市境は毎日飛び越える。
北口エリアで探してください。
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