桜えび春漁もあと１週間…
取材ということで特別に漁船に乗せてもらいました


酔い止め薬も飲み万全の準備をしていたのですが
午後になったら急に雷や雨が…


出漁するのか と思っていたのですが
漁師さんたちは着々と準備をしています。


網の準備が終わったら後は出漁を待つばかり。


桜えび漁船はこんな風に
何艘も横にくっついて停泊します


前方から見るとこんな感じ
一斉に出漁するからできる停め方ですね


桜えび漁は２艘がペアとなって漁をします。
こちらは第一大政丸船長の原剛さん


こちらは第二大政丸船長の原正英さん
普段お世話になっている漁師さんの船に
乗せていただけることになりました


この空の杯がどれだけいっぱいになるでしょうか


ワクワクしながら17時に由比港漁協から出港です


港内から外海へ…天気も回復していました


比較的近場で漁をする班は外海へ出たところで
網を洗う船もあったりしますが…


私が乗った船は大井川沖へ向かう班なので
そのまま片道２時間半の船の旅 スタートです


清水港の恐竜たち…


真ん中に見える白い建物は三保の灯台…


大型貨物船とすれ違ったりもしました


操舵室のこの３人…親子３代のスリーショットです


この日は私のほかに
由比港漁協でも料理教室 を開催している
キッチンスタジオmogu の本田さんと

静岡市の広報などにも写真を提供している
市民カメラマンの望月さんも乗船していました


今の漁船はハイテクなんですね
ナビが装備されていてどこを航行しているかわかります。


こちらのストーブはすっごい火力
暖を取るのはもちろんですが…お湯を沸かしたり
まかないを作るときにも大活躍です


天気を心配していましたが波はほとんどない凪状態で
「湖のようだ」と漁師さんも言っていました…良かった


漁場に着くまでは漁師さんもゆっくりしています。


前から見るとカッコイイですね


もうまわりは海しか見えない状況になってきました


夕日がと〜ってもキレイでした
船の上から見る夕日って初めてかも


そうこうしている内に漁場へ到着。
大井川沖は範囲が狭いらしく船が密集しています。


漁場へ着いたからといって
すぐに漁が始まる訳ではありません。


魚群探知機の反応を見てタイミングをはかります
赤いのが桜えびの反応だそうですよ


Goが出ると慌ただしくなります


網を流し…


ペアの船が接近してきて…


網の片端のロープを渡し
少し離れて２艘で網を曳きます


回りを見るとたくさんの灯りが…すべて桜えび漁船です


そして再接近して２艘の船をくっつけます。


第二大政丸の方で網を引き上げます


網やロープがからまったりしないように
しっかり分けながら機械で巻いていきます。


「魚の仕事人」という文字が入ったタオル バンダナ
なんだか欲しくなってしまいます。


そしていよいよ桜えびの入った網に近づいてきました


少しだけ桜えびがかかってますが
こちらはそのまま巻かれていきます。


２艘の船尾の間に網が固定され…


ホースの先が網の中へ入り…


桜えびが吸い上げられます


第一大政丸の先頭では吸い上げられた桜えびが
すごい勢いで出てきます


どんどん杯がいっぱいになっていきます


用意していた杯では足りず
しまってあった杯も出していました 大漁です


高価な桜えびがこんなに大量に


獲れたてを少しだけいただきました。
ぷりっぷりで甘〜〜〜いです


第一大政丸だけに載り切らない分を
他の船が応援に駆けつけます。

日本国内では由比港漁協と大井川漁協の120隻だけに
桜えびの商用漁獲が許可されています

そしてプール制というシステムで
２つの漁協で穫れた桜えびの総量を
120隻で割って売上高を平等に分配します

だから漁師さんたちはものすごく助け合います


反対側にも他の船が接続し…


吸い上げの協力です
ん 女漁師の姿も


そして市場へ向かう組は急いで離脱


第一大政丸も氷水をかけて鮮度を保ちながら
市場へ急ぎます


第二大政丸では市場へ向かいながら巻き上げた網の手入れを…
挟まった桜えびや魚を取り除いていきます。


網の手入れが終わったら
船上で漁師さんがアジをおろしてくれました


波が穏やかとは言っても結構ゆれているのに
手際よく３枚に


獲れたてのお刺身は脂ものって
メチャメチャ美味しかったですよ〜


水しぶきの中に青く光っているところが…
プランクトンが反応して光っていて
これが見えないと桜えびも獲れないそうです


無事に港に帰ってきて…


接岸です…お疲れ様でした〜


ではなく…市場で桜えびを下ろす手伝いです。
これも船など関係なく漁師さんみんなで協力します


キレイな桜えびが続々と…


市場の冷蔵倉庫に積み上げられていきます
比較的しっかりと水揚げがあったようですよ
ここで保存され次の日の朝に競りに掛けられます。


こちらは専用の水で運ばれた活き桜えび
獲れたてと同じ透明度です

こちらは生きたまま専用の水と空気を入れて
市内数店の飲食店さんに運ばれます。
そちらでは桜えびの踊り食いができますよ〜


色々と貴重な体験をさせてもらった乗船でした
漁師の皆さんありがとうございました

日本国内の商用漁獲は駿河湾産のみの桜えび
下処理も必要なくて丸ごと食べられるので
カンタンに食事に取り入れられます
ぜひたくさん食べてくださいね

桜えび春漁
　2014年6月10日(火)まで
　由比港漁協のホームページは こちら

清水区由比今宿字浜1127　JR由比駅近く

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