宿題をなかなか始めない理由
を
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を読まれた方は、なんだ解決する方法が書いてないじゃないか! と思われたことでしょう。
もちろん、すぐに解決する方法はあるにはあります。が、結論だけ先に書くと 「そんな馬鹿な!」 と思われるだけなので、もう少しおつき合いください。
さて「
宿題 ≒ 並盛牛丼しかない吉野屋
」のお話のときに予告した、問題の仕分け方についての注意です。宿題を
A=やさしすぎる問題
問題を少し見ただけでできるに決まっていると思える問題。
B=ちょうどの問題
2〜3回に1回くらい間違えるか、答えを見て考えれば分かる問題
C=難しすぎる問題
答えを見て5分くらい考えてもさっぱり分からない問題
に分けるのでした。
そんな風な話をすると、保護者の方が判断することが少なくないのですが、絶対にやめてください。宿題をするのは他でもないお子さんです。お子さんが「難しすぎる」と言えば難しすぎるし、「やさしすぎる」と言えばやさしすぎるのです。
というのも、この判断に正解がないからです。
そもそも、学校の先生であれ、塾の先生であれ、宿題を出す人は「ほとんど子どもができるだろう」とか「これくらいできないとダメだ」と思われているのです。大人である保護者の皆さんは、その判断に引きずられがちです。また、小学校中学年くらいまでの問題なら、大人から見れば、ほとんどA問題です。
でも、
子どもがC問題だと思ったら、そのときはC問題
なのです。
あなたが「いくらなんでも、こんなの朝飯前だろう」と思われても、お子さんにとっては、月面宙返りのようなもの(だと見えている)のです。
何しろ、宿題を仕分けるなんてこと、したことがない訳です。しかも、勉強についてお子さんが自分で何かを決めるということは、ほとんど経験がないと言っても良いでしょう。教科書も宿題も学校や先生が決めるものですから。それにA・B・Cなどと評価するのは、先生以外にないでしょう? それを子ども自身が自分でするのです。
初めてすることなので、最初は間違うに決まっているのです。だからと言って、ためしもしないで間違いだと、保護者の人が否定してはいけないのです。
この辺りの事情は、セクハラに似ているかもしれません。
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