日本で学ぶというと
学校で先生に習うことだ
と思う人が多いようです

空手を習うとすれば
教室に通うし
字を習うとしても
教室に通う

といった具合に
何かを学ぶと思うと
どこかの教室に通い
できる先生に習うことを
思い浮かべるのではないでしょうか？

けれども私は
学ぶことの中で
一人ですることが占める割合は
普通に思われている以上に
大きいのではないか
と考えています


良い先生のすばらしい話を聞いて
なるほどと思ったことでも
家に帰ってみて
ほかの人に話すとなれば
しどろもどろになった経験が
何度もあるからです


自分でやってみて
しっくり来ないことを
どうしたらしっくり来るのか
あ〜だこ〜だと
考えをめぐらせて
もう一度やってみて
また考える

そんなくり返しがなければ
掛け算九九はもちろん
暗算のたし算だって
スラスラとできるようにはならないからです


自分の身体と心を使って
何度も確かめて
考え抜くことは
誰にも代わってもらえません


自分の力をつけていくのは
他でもなく
自分自身だけなのです