人間は言葉で考えます

　実は言葉は
　チンパンジーやイルカはもちろん
　カラスでも使いこなしています

　けれども数字の計算を
　自由自在に使いこなせるのは
　人間だけです

　つまり
　考えるための基本的な力である
　読み書き計算の中でも
　計算はもっとも高度な力
　なのです

　大脳皮質の中でも
　最も新しい部分を
　目いっぱい使わないと
　計算はできません

　ですから
　高校生が分数計算に取り組むと
　古典の授業が分かりやすくなった
　などということも起こるのです

　もちろん
　計算練習だけしていて
　古典が分かるわけはありません

　古典の授業を受け
　自分でも勉強するのですが
　基本的な脳を使う力がついた分だけ
　以前より楽に分かるようになる
　ということです

　そんなわけで
　まなびばでは
　何はともあれ
　基本的な計算力を鍛えることから
　取り組んでもらうことにしています



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