〜 「勉強」と「学習」は同じではありません 〜 その8
前回
高校数学の論理は
世の中を生きるために
役に立つ論理ではない
と書きました
実は高校数学に限らず
私は算数・数学はあやしい
と思っています
1+1から
あやしいのです
アルコール1リットルと
水1リットルを合わせても
2リットルにはなりません
アルコールと水とは
分子の形が違うからです
大豆1合と小豆1合を合わせれば
大豆と大豆のすき間に小豆が入り込み
2合にならないのと同じよう
かさが減るのです
質量は変わらないので
アルコール100グラムと
水100グラムでは
200グラムになるはずですが
実はこれもむずかしいものです
アルコールが100グラム入っている容器に
水100グラムを計って入れるためには
別の容器に水を100g計って
そこから移しかえるわけで
少しは水の容器に残ってしまうでしょう
水を計らずに
200グラムになるように入れればいいかというと
それは100グラムと100グラムで
200グラムになったのではなく
100グラムのアルコールに
200グラムになるように水を足した
ということですから
別の話です
そんなわけで
まぁだいたい 1+1=2 だろう
という前提を山のようにしないと
高校数学は成り立たないのです
[