お母さんと話していると
うちの子はやる気がありません
という言葉をよく聞きます
横について
ジッと見ていても
なかなか勉強しません
と言われたりすると
そりゃそうでショ
と心で中で
つぶやいてしまいます
私だって
横でジッと見られていたら
仕事をする気にはなれませんから
手取り足取りされないと
何もできない幼児なら
そばでジッと見ていて
転びそうになったら支える
といった親の援助が
要るのかもしれません
けれども
小学校三年生にもなれば
ジッと見られている
と思うだけで
できることもできなくなる
のがむしろ健全だと思います
もちろん私の場合は
教室で生徒が
プリントに取り組んでいる時
横からジッと見ていることは
あります
でもそれをする時には
新しい課題に入って
やり方が理解できているか
確かめるため
とか
好ましくないクセを見つけて
それを直そうとしてるときに
クセが戻っていないかを
確かめるため
といった
ちゃんとした理由があります
そうでないときは
学習しているときは
たいてい見て見ぬふり
をしています
そうしないと
いつまでも
子どもは自立しない
と思うからです
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