学校などで
足し算を教えるときは
おはじきやタイルを使って
数の意味を伝えようとするのが普通です
8を5と3に分けたり
7を5と2に分けたり
するのも
数の意味を教えたい
という思いからでしょう
8と7をたすときには
5と5を合わせて10なり
3と2をたせば5だから
15になる
といった具合です
ところが大人になって
8+7をたすときには
8を5と3に分ける人は
まずいません
8+7=15
を覚えているか
電卓を使うわけです
たし算の理屈がわかっているから
たし算ができるのではなく
たし算の九九を覚えているから
たし算ができるのです
あれこれと理屈を考えなくても
足し算の九九を覚えて
順番に練習をしていけば
二けたの数同士の筆算も
三けたの数同士の筆算でも
スラスラとできるようになります
そうなれば
わざわざ一生懸命教えなくても
算数の教科書に
書いてあるくらいの数の概念は
いつの間にか分かっているものなのです
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