昨日
西武ドームで
楽天球イーグルスが
初優勝を決めた瞬間
私は白いジェット風船を飛ばしていました
パリーグ再編の流れの中で生まれた
楽天イーグルスの初年度の成績は
38勝97敗1分・勝率28%というものでした
翌年監督が田尾安志氏から野村克也氏に代わり
3年目に田中将大選手がドラフトで入団
「楽天に決まりましたがいかがですか?」
というインタビューに対して
「楽天と言われてもよくわからないので…」
と困ったように答あぐねていた
田中選手の顔をはっきり覚えています
けた外れに弱い球団に
高校2年のときに甲子園で優勝した投手が入って
いったいどうなるのかと思って
楽天イーグルスの試合を見るようになりました
最初に楽天イーグルスを応援に行ったのは
甲子園球場での交流戦でした
甲子園の客席は
タイガースファンしかいない
といっても良いくらいで
楽天ファン用のスペースは区切られていて
100人くらいしかは入れません
試合は当然のようにボロ負けで
応援席のわずかな楽天ファンも
7回くらいから
一人二人と減っていきました
帰り際に応援団長が
「こんな試合でも
最後まで応援ありがとうございます」
と一人ひとりに声をかけていたのが
印象に残りました
そのあと監督は
マーティ・ブラウン氏
そして
星野仙一氏へと代わり
当時のメンバーで
今年の一軍で試合に出たのは
田中・嶋・小山・青山・鉄平・高須など数人でしたが
新しいメンバーが力をつけてきて
見事にリーグ初優勝を果たしました
特に
昨日の最後の二人に対する
田中選手の全球直球勝負は
圧巻でした
球団創立から
ここまで9年
9年もあれば
かなりのことができる
と実感できた瞬間でした
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