1から120くらいまでの
数字の順番が頭に入っていて
「+1」の答は次の数字だ
というルールがわかると
9+1=10
は何の苦労もなくできます
さらに
「+2」は「+1」を2回すること
だとわかれば
9+2=11
といった繰り上がりの計算も
何の苦労もなくできます
そこには繰り上がりの概念
というような「むずかしい理屈」
はいりません
次の次の数を書けばいいだけ
だからです
「+3」くらいまでなら
指を折って数えても
それほど大変ではありません
「+4」「+5」と
数が増えていくにしたがって
数えるやり方では
時間がかかるようになるので
まなびばでは
「+2」くらいから
しっかり覚えるまで
練習をしてもらいます
一応の理屈として
「次の数」
「次の次の数」
「3個うしろの数」
「4個
うしろ
の数」
があるので
覚える気にもなれるのです
「+4」がしっかり覚えられていれば
「+1」も覚えているので
「+5」はすぐにできます
あとは覚えるだけです
学校の教科書では
8を5と3に分ける
とか
たして10になる数を調べる
といったことを
繰り返し教えるようになっています
でも
たし算九九を覚えてしまえば
あっと言う間にできることです
実は
「8を5と3に分ける」や
「たして10になる数」には
それなりの意味があるのですが
そういう話をしても
小学校1・2年生の子どもたちが
腑に落ちることはありません
実は
くり上がりやくり下がりが
スラスラとできるようになって
さらにはかけ算やわり算もできてから
N進法の話とつながっているからです
たし算を学ぶときに
たし算の計算の意味を
大人と同じようにわかっていなくてもいいのです
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