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2013年08月24日(土)
目的地に着いて終わりではありません
[公文との違い]
〜 公文と何が違うのか(3) 〜
勉強というと
受験や資格のために
必要な知識や技術を
身につけることだ
と思う人が多いようです
学ぶということを
ある決まった目的地を目指して
そこにたどり着くことのように
とらえているのではないか
と私は思っています
公文でも
学年を追い越すことや
方程式が解けることを目的にし
いつまでに達成するか
といったとらえ方をされる人が
少なくないようです
もちろん私も
目的地を決めることが間違いだ
とは言う気はまったくありません
達成する時期が
早くなろうが遅くなろうが
大した問題ではないだろう
と考えているのです
さらには
目的地にたどり着かなくても
学ぶことはいくらでもある
と考えているのです
小学校高学年や中学生でも
初めてまなびばに来ると
足し算や引き算の筆算が
スラスラ正確にはできないことは
珍しくありません
学年を追い越すことが目的だとすれば
それはそれは大変なことです
中学生にもなって
引き算の筆算も満足にできない
ダメダメの学力だ
ということになってしまいます
するとせいぜい
必死になってがんばらないとダメだぞ
という不安を動機にして
学ぶことになりそうです
私の場合は
引き算の筆算が苦手だ
とわかってよかったね!
といった話からはじめます
それからまず
暗算の引き算のチェックをします
暗算の引き算ができていれば
筆算の引き算のどこで詰まっているか
を見つけることになります
引き算の筆算のプリントは
10種類あります
順番に全部チェックしてもいいし
生徒自身の勘で
スタート地点を決めても
かまいません
最初に取り組んだプリントが
やさしすぎれば
一つ二つ飛ばしてもいいし
むずかしすぎれば
一つ二つ戻ればいいのです
そうして1〜2ヶ月も
毎日少しずつ取り組めば
筆算の引き算ができるようになります
その時に伝わるといいと
私が思っているのは
引き算のやり方ではなく
順を追ってやればできるようになる
という体験と実感です
このことは
受験に合格した場合でも
何かの資格が取れた場合でも
私にとっては
なんら変わることがありません
[ameblo]
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