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2013年07月02日(火)
国立の街にメロディーを
[シリーズ 学ぶ人]
☆ シリーズ 学ぶ人 2
荻尾 雄二
さん (
ムサシ楽器
・41歳)
〜 その3 〜
ムサシ楽器の社員になり
当然のように
商店会・商工会青年部の活動に参加された荻尾さん
そこで出会った青年会議所の方から
大きな衝撃を受けたそうです
商店会・商工会の活動は
会員さんからの会費に加えて
補助金などの資金もありますが
青年会議所は会費だけで運営されています
しかもその会費は
商店会の会費よりもうんと高いのです
自分たちの身銭を切って
活動されているせいか
ものの見方も本質を見据えていると感じた
と荻尾さんは言われます
岡田:
青年会議所の皆さんは
メンバーになるときから
意識が高いのですか?
荻尾:
仕事の関係や以前からの人間関係で
いわゆる「しがらみ」で
青年会議所に入れられるのが
普通でしょうね
私のように自分から入りたいというのは
どちらかと言えば少数派です
それでも
勉強会や企画を繰り返していくうちに
だんだん世の中全体をみて
何が大事なのかを考えることが
増えていくように思います
自分の会社や仕事の発展を
求めるのは当然ですが
街づくりや人づくりも
とても大事で
回り回って自分のところに
戻ってくれば感謝する
くらいで良いのではないでしょうか
岡田:
青年会議所は卒業されましたよね
荻尾:
はい
40歳までですから
岡田:
それでも
青年会議所の心は生きている…
荻尾:
そうですね
今は商店会で
月に一回のコンサートを開こう
と準備を進めています
国立駅ができた
1926年(大正15年)に
わがムサシ楽器から歩いて数分のところに
野外音楽堂ができました
同じ年に東京高等音楽学院が移転し
国立音楽大学となり
国立のまちは自他共に認める
音楽があふれる素敵な街並でした
今は音楽堂も音大もなくなりましたが
国立の市民が
月に1回だけでもあの頃のように
優雅に音楽を聴けるようにしたい
という思いからの企画です
岡田:
お仕事のつながりとして
何か考えていらっしゃるのですか?
荻尾:
ムサシ楽器としてできるのは
会場にピアノを運び調律して提供する
ことくらいです
このコンサートが実現できたからといって
ピアノが売れることはないでしょう
私にとっての商店会の活動は
仕事ではなく生活の一部
と言ってもいいかもしれません
国立の街が
今以上に音楽にあふれ
人々が集う楽しい街になればいいなぁ
と思っているのです
(おわり)
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