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2013年06月17日(月)
一番うれしいのは仲間がいること
[シリーズ 学ぶ人]
☆ シリーズ 学ぶ人 1
川井 一平
さん(51歳)
〜 その3 〜
⇒ その1へ
川井さんが印刷会社をやめた理由の一つは
新しいプランを考えても
会社という組織の中では
その実現が難しいことでした
確固とした組織は
どうしても保守的になり
前例のないことを実現するのには
大きな抵抗があったということです
独立すれば
物事を決めるのは自分です
商店主が連携すれば
どんどん新しいことが
実現できるだろう…
そのためには仲間がいる
そう考えた川井さんは
迷わず商店会や商工会に入られました
岡田:
商店会はどうでしたか?
川井:
確かに会社に比べれば
固まった組織ではないのですが
伝統もあるし上下関係もあるし
一人ひとりの商店主も
新しいことにたいする抵抗は
根強くありました
私のとっては
軽い気持ちでいいことが
一大決心が必要だったりするのです
岡田:
予想とはぜんぜん違ったのですか?
川井:
予想とは違いましたが
少しずつ進めようと
持ち寄りの飲み会を続けたり
昔からのイベントにも積極的に参加したり
新しいプランを考えては提案して
実現できるように妥協したりしてきました
岡田:
その結果
最初のプランがある程度は実現できたのですか?
川井:
靴屋を始める前に
全部がわかっているわけではありません
こんなことがやりたいなぁ
と思ったことを丁寧に企画にして
皆さんに提案して
やれることをやってみると
以前に見えなかったことが見えてくる
その上で次の企画を考える
その繰り返しによって
初めに考えていたこととは
ずいぶん違うことになってきました
いま一番ありがたいのは
本当にいい仲間ができてきたことです
会社も商店会も
組織があれば良いというのではなく
どんな人と
どんなつながりを
どのように作っていくのか
それが面白いんです
それに
最後までつながれない人はいない
と思っていますから
(おわり)
[ameblo]
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