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2013年06月16日(日)
本当の上流を目指して
[シリーズ 学ぶ人]
☆ シリーズ 学ぶ人 1
川井 一平
さん(51歳)
〜 その2 〜
川井さんが独立をしようと思ったのは
雑誌の編集長や連載の仲間たちに
薦められたからだけではありません
ちょうどその頃に手にした
「下流社会 新たな階層集団の出現」
(光文社新書:三浦展著)
に触発されたからです
上流というのは
お金がたくさんあることではなく
自分で情報を集めて自分で判断すること
仕事をするのなら
本当の上流の人たちを増やせる
そんな仕事をしたいと考えられたのです
岡田:
どうして靴屋にされたのですか?
川井:
最初はいろいろ考えました
小さな広告代理店とか
セブンイレブンとか…
ただモノやサービスを売るのではなく
本物で勝負するにはと検討して
靴かチーズに絞りこんでいきました
広告の仕事で雪印を担当したことがあって
チーズの知識はかなりあったことと
靴業界の現状は「履きやすい靴」にあり
「歩きやすい靴」で勝負ができる
と考えたからです
岡田:
チーズではなく靴になったのは?
川井:
モノを売る自信はあったのですが
仕入れは素人だと知っていたからです
チーズには賞味期限がありますから
在庫をかかえるわけにはいきません
でも靴なら1〜2年くらいは
在庫をかかえても大丈夫だからです
岡田:
そんなに売る自信があったんですか?
川井:
スーパーでマネキンさんが
試食品を進めているでしょう
何をどのように売るかというプランや
すすめ方のシナリオを考えて
全国で展開する前に
まず自分がやってみるのです
これが売れるんですよ
岡田:
では一歩堂を始める前には
自信を持っていらしたわけですね?
川井:
いいえ
靴を売る自信はありましたが
仲間ができるかどうかが不安でした
一人でできることは
嵩が知れていますから
川井さんにとって
独立することは
新しい仲間を作ることだったのです
[ameblo]
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