子どもが
「○○高校に入りたい」
と言うと
親や先生は
そのために何が必要で
今はこれくらいは勉強しなければ
という風な
アドバイスをしたくなるものです
そういうとき
アドバイスする側の心の中には
自分だったら
これくらいの時間をかけて
これくらいのテンポで
毎日これくらいやれば
いいかなぁ…
というイメージがあります
そのイメージは
アドバイスする
親なり先生なりの
自分の体験を下に
作り上げたもので
それなりの根拠があります
ところが当の子どもは
親や先生とは
知識も経験も違います
心の動き方も
学ぶテンポも
違います
仮にアドバイスする人に
言われた通りにしよう
と思っても
言われたことの半分くらいを
イメージすることもむずかしいのです
当然のことですが上手くいきません
心も身体も
持っている知識も
学ぶ力も違うからです
そんなわけで私は
「
やりたい」と言った子どもの気持ちは
信じますが
「やりたい」という言葉から
自分がイメージしたことを
子どもがイメージしているとは思えません
ですから私は
自分が取り組むように
子どもにもさせようとはしません
その子の現状をベースに
その子が少し背伸びすれば
なんとかできそうなこと
を提案するのです
引き受けるかどうかは
相手次第です
引き受けたからと言って
その通りにできることは
余りありません
それでも
少しでも前へ進めば
その子の学ぶ力は
少しずつ育っていくのです
その結果「やりたい」言ったことが
そのまま実現するかどうかが
大事なことだ
とは思っていません
もちろん
言ったとおりに実現すれば
うれしいことです
でも何かに取り組めば
それなりに何かが実現し
その中に
「やりたい」と言ったことの一部分は
少し形は違っても
必ず含まれているからです
その過程で
次の「やりたいこと」も
また生まれてくるからです
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