〜 私が大学に入った理由 (2) 〜
高校2年生のときの
物理のO先生は非常勤講師でした
大学の博士課程に在学中でしたが
週に2回だけ高校の授業に来られていました
年齢が近いせいか
私たちはその先生をなめていました
席も後ろの方だった私たち
悪ガキ3人は
私語とは言えないほどの大きな声で
関係ない話をしていました
さすがに堪忍袋の緒が切れたのでしょう
私たち3人はO先生に
理科室に呼び出されました
O先生は
テーブルの上に広げられ
「この中から面白そうなな本を
一人一冊ずつ選びなさい」
と言われました
私が選んだのは
「不確定性原理―運命への挑戦」
でした
これがめちゃくちゃ面白く
一気に物理が好きになったのです
教室の後ろで騒がなければ
私が物理学を専攻することは
なかったでしょう
こんな経験があるので
もし私が誰かに罰を与えるとすれば
O先生のようにしたいものだ
と思っています
2週間に一度くらいのペースで
メールマガジンを発行しています
●お申し込みは
⇒ コチラから
[