私の最初の先生は父でした
と書きました
いま私は学習塾をしているので
生徒や保護者のみなさんから
「先生」と呼ばれています
けれども私自身は
「先生」という存在は
とてもあやしいものだ
と思っています
というのも
「先生に従うことがいいこと」で
「先生は間違ってはいけない」と
信じられていたりするからです
あるいは
間違わない立派な指導ができる人が
いい先生だと思われているからです
先生だって人間ですから
失敗もするし間違うこともあります
先生も生徒も
失敗したり間違ったりする
当たり前のひとりの人間だ
ということを認めた上で
共に学びあい
育ちあうことが大事だ
と私は考えているのです
ですから
「先生」と呼ばれるのが
ちょっとイヤだったりします
「岡田さん」とか
「やっちゃん」とか
呼ばれる方がしっくりするのです
とはいうものの
まなびばも学習塾ですから
「先生」と呼ばれても
イヤな顔はしません
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