進学塾で教えていたときのことです
A君は自己推薦入試で
10月に名城大学に合格しました
推薦での合格は
私も難しいと思っていたので
A君自身も喜んでいました
ところが間もなく
A君が浮かない顔をするようになったので
「どうしたの?」
と聞いたのです
すると学校の先生に
「名城大学なんかに行ったって
ロクな就職はないぞ」
と言われたというのです
せっかくの合格の喜びが
ペシャンコになったのです
そもそも
名城大学の定員は数千人ですから
10年間で数万人になります
その先生は
数万以上に上るだろう
名城大学の卒業生の方々の
すべての就職先を
ロクなものではない
と言ったという
自覚はなかったのでしょう
その先生の真意は
名城大学に合格したのだから
もっと偏差値の高い大学を目指せよ
という励ましたい
ということだったのかもしれません
仮にそうだったとしても
別の言い方があるだろう
と私は思ったのです
※2週間に一度くらいのペースで
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