たとえば理科の授業で
「どうして空が青いのかを
クラスのみんなが説明できるようになる」
それを実現するために
教科書や指導書(先生のための解説書)
以外にも
必要だと思われる本や資料などを
事前に用意するのも先生の仕事です
たどり着く目的地を決めて
そこに至るまでの道案内が
先生の役割なのでしょう
一方
私がまなびばでしていることには
決まった目標がありません
計算力をつけたいのなら
一番いいのは毎日10分程度の学習を
コツコツ続けることを提案しますが
それは目標ではありません
毎日できれば科目を増やそうかとか
一日の課題を増やそうか
といったことが
次の課題にできるかもしれません
毎日できなければ
一日おきに20分するとか
二日おきに30分するとか
が課題になるかもしれません
今どうなっているのかを見て
次にどうするのかを
学ぶ人本人が自分で決められるよう
お手伝いするのが
私の仕事だからです
どうしてそんな関わり方をするのかと言えば
現実の社会を生きていく力をつけてほしいからです
現実の社会では
目標を一つ一つクリアーすればいい
というわけではないからです
課題は本人の都合とは関係なく
向こうの方から勝手にやってくるし
何かをするたびに世の中の見え方が変わり
次に進む方向が少しずつ
時には劇的に変わってしまうからです