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2012年09月01日(土)
できない自分を抱きしめて
[算数で学ぶ]
まなびばで大人の人は何を学ぶのですか?
と聞かれました
まなびばに最初に来ると
どんなことがやりたくて
どんな力をつけたいのかを聞いて
学ぶ課題を相談して決めていきます
その一つの柱が算数/数学の計算です
算数/数学では計算はことばです
ことばを話すときに
文法事項を考えたり辞書を引く人はいません
言いたいことが頭に浮かんだら
勝手にことばが出てくるのが
話せるということです
ですから算数/数学を学ぶには
考えずにスラスラと計算できなければなりません
くり上がりやくり下がりが意識せずにでき
通分するときには最小公倍数がスッと浮かび
悩まずに計算が終わってしまうところまで練習すると
算数/数学の見え方が変わってきます
まなびばでは
スラスラとできるかどうかを
一定の問題数のプリントを
一定の時間内にほとんどミスなしでできるかどうか
で判断しています
この基準でみると
大人の人の半分以上が
筆算のわり算がクリアできません
ひき算の筆算ができない人も
少なくありません
できないことが自覚できて
できるプリントの次のできないプリントを
毎日学習してみようと決められれば
まなびばでの学習がスタートします
できないことに毎日挑戦するのが
まなびばの学びの柱なのです
できない自分をそのまま受けとめることは
大人の人や成績の良い子どもにとって
やさしいことではありません
毎日10分ほどのことなのに
そんなできない自分を受けとめて
取り組み続けることも
またむずかしいことです
歯を食いしばってがんばらなくても
できないことに挑戦するのが
当たり前になってくると
できないことがこわくなくなって
生きることが楽になります
[ameblo]
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