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私の科学と哲学


核融合の前に死の灰の後始末を

「偉い先生が言っているから」は信じる理由にはならない

シーベルトという単位

「再生可能エネルギー」開発を急ぐことはありません

どこまでが安全なのか?

原発をやめて再生可能エネルギー?

タバコを吸わないと肺ガンで死にやすい?

50年後の日本は明るい

核融合の問題点

核融合を夢見ていました








2012年08月11日(土)
核融合の問題点

[私の科学と哲学]
〜 原子力について 〜 (2)

核融合と核分裂の違い


核融合を目指していました 」でお話したように
核融合の方が核分裂より安全だ
と私は思っていました

核分裂でできる死の灰は
想像もできないほど
いろいろな種類のモノが
入り混じっています

核融合は水素と水素をぶつけて
ヘリウムにしてエネルギーを取り出すので
出てくるのは水素とヘリウムだけだろう
と思っていたのです


三重水素がこわい

ところが水素にも種類があったのです

陽子と中性子がくっついた
重水素は自然にもかなりあり
放射線を出しません

ところが核融合のために使う
陽子と二つの中性子がくっついた
三重水素はすぐにはなくならない
死の灰の一種だったのです

しかも水素ですから
すぐに水になります。

水になった三重水素は
大量の水の中には
ごくわずかしかありません

その性質は普通の水と同じで
重さが5%ほど重いだけですから
取り出すことはできません

いま話題のセシウムと同じような危険が
普通の水の中にあふれることになります


中性子がこわい

もう一つの危険は
核融合するたびに飛びだす
中性子です

中性子は電気を帯びていないので
いろいろなものと突き抜けてとびだします

30センチ程度の鉄板でも
止められません

空気中なら5キロ以上も
飛んでいくことがあります

そして何かにぶつかると
たいていの物が死の灰になるのです


核分裂よりも温度が高い
核融合で生まれる中性子は
ものすごい力を持っているので
その恐ろしさも強烈です  (※)


原子力はパンドラの箱だ

というわけで
死の灰を大量に作り出すということでは
核融合も核分裂も変わらないことに
大学2年の時に気づきました

あまり労力をかけないで
ものすごい量の電気を作ることができるというのは
そのしっぺ返しも
ものすごいということのようです

そう思った私は
核融合の夢をすてました

少なくとも
あと200年くらいは
原子力に手をつけない方がいい
と考えたのです


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(*)
核分裂の原子炉の運転温度はせいぜい数百度ですが
核融合では数億度になります

中性子の持っているエネルギーも
6ケタくらい違うということです

[ameblo]







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