アートが溶け込む街。ファーレ立川の魅力
ぼくのオフィスは、ファーレ立川の一画にあります。
米軍基地跡地だったこのエリアが20年前に再開発され、
今ではオフィスビルや映画館など商業施設がならんでいます。
ファーレ立川には、109ものアート作品がちりばめられ、
殺風景になりがちなオフィス街を楽しく飾るそれらが、少し誇らしくもありました。
でも、その作品やこの街のことを何も知らずに5年が過ぎた、今年の8月。
職場に届いた、ファーレ立川で働く人対象の、アフター5ツアーに申し込みました。
案内していただいたのが、
ボランティア団体の「ファーレ倶楽部」のみなさんです。
見慣ているけど通り過ぎていた、作品の解説に驚きばかり、
ずっとそこにあったことに気付かなかった作品もありました。
楽しみ方や、この地域の成り立ち、関わった人たちの想いなど、
なによりガイドのみなさんが情熱を持って教えてくださいました。
予定の45分を大幅にオーバーし、
90分のツアーはあっという間に終了してしまいました。
とても全部はまわれません。
ツアーを終えた僕には、作品たちがピカピカと輝いて、
5年間何気なく過ごしていたエリアがまったく別の空間のようで、
分厚くて眩しくてクラクラしたのを覚えています。
"まちおこし"ではなく、アートが溶け込んでいた
その街の、真の姿を垣間見てしまった。
20年の時を経て、その姿は深みを増しつつあるように感じます。
一方で、「ファーレ立川アート」は、
老朽化が進む作品がたくさんあります。
様々な地権者のエリアに存在する作品たちなので、
管理も修復も難しいのが現状です。
20周年の節目に、修復再生事業が立ち上がりました。
ファーレ立川アートの魅力を伝え、
ツアーで受けた衝撃を分かち合える機会はないかと、
モヤモヤしていたところ、素敵な機会に恵まれました。
11月20日から12月6日まで、立川駅周辺の大型商業4施設、
「高島屋」「伊勢丹」「ルミネ」「グランデュオ」が手を組んで、
立川ファッションウィーク が開催されています。
イベントのひとつに、「チャリティー・プロジェクト」があります。
ファーレ立川のアート作品から4つが選ばれ、Tシャツが制作されました。
4施設で販売されるこのTシャツの売上金の一部は、修復再生事業に寄付されます。
東京にしがわ大学で、
Tシャツのデザインとなった4作品を中心に、
4つのコースを探訪する授業を開催します。
すべてのコースに参加すると、109作品をコンプリートできます。
ガイドはもちろん、ファーレ倶楽部のみなさま。
人×街×アート。
それは、passion と fabulous の世界。
ぜひみなさんにも、クラクラする学びを体験していただきたいです。
お友達やご家族、小さなお子さまの参加も歓迎です。
世代を越えて、アートを身近に感じて街を楽しむきっかけになれば、嬉しいです。
東京にしがわ大学
学長 西川 義信
【授業募集】
東京にしがわ大学
アートが溶け込む街。ファーレ立川の魅力と歴史の探訪
http://www.tokyo-nishigawa.net/news/2015/11/20151114-01.html
・ファーレ倶楽部
http://faretclub.net/
・立川ファッションウィーク
http://www.tachikawa-fw.com/
・ファーレ立川アート修復再生事業
http://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/faretart/
・東京にしがわ大学
http://www.tokyo-nishigawa.net/
中央線ハッピースポット
https://www.facebook.com/chuosenhappyspot
ドイツ STABILO (スタビロ)の筆記具【etranger di costarica】
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